豚、鶏、羊などの家畜は、飼い主が自分を育てる目的を知らずに生きている。
豚の目的と飼い主の目的は異なる。
豚は食べて飲んで楽しく生きることが生の目的だ。
しかし飼い主は「決めた日に、ほふって食べようと育てる」と言う。
豚自ら決めたプログラムと関係なく、
飼い主は決めた日に豚小屋の戸を開けて、「出てきなさい。だいぶ太ったな。
私の苦労が無駄ではなかった」と言って、息子の婚宴のとき、
ごちそうにして食べる。
これと同じく、人間の考えと神様の考えは異なる。目的も異なる。
人間のプログラムは自分の考え、自分の目的に過ぎない。
神様は、時になれば、その計画どおりに敢行なさる。