夏の一時だけ輝くのかと思っていたのに
秋にもっとはびこる。
この蚊のやろう。
夏場、
昼にはさっぱり目立たず、
夜には虫除けをつければ大人しかったのに、
蚊の口が曲がるという処暑が
過ぎたのが一体いつのことか。
今もまだにいるのか。
ふぅ
誰が主人なのか分からない。
昼にも自分の家に出入りするように
好きに飛び回って
今や薬をつけても手のつけようがない。
あいつ狂ったのか。
目に見えるものがないのか。
頭が悪くて季節を忘れたのか。
冬が来るからハチャメチャにやるのだな。
自分の人生の終わりが来るから
悪い蚊のたろうたち
ひたすらあがくのだな。
すぐに寒くなるからいなくなるだろうといって
ぼうっとしていないで
もっとつかまえなくては。
今年、必ず種を根絶やしにしてこそ
来年の夏に蚊のいない天国を迎えるから。